ご依頼内容
- パソコンの通知で表示されるウイルス対策ソフトの警告らしきものが本物か調査して、対策してほしい。
- インターネットで利用中のサービスを上手に活用する方法を教えてほしい。
- Wi-Fiルータなど自宅ネットワークが安全かどうか点検してほしい。
調査したこと
- お客様の自宅内Wi-Fi使用範囲の確認
- お客様利用中のインターネット上のサービスの確認
- 当該通知が表示された事象が発生する操作手順等の確認
- Wi-Fiルータのセキュリティ設定状況の確認(購入当時の設定のまま使っていないかなど)
- Wi-Fiルータのセキュリティ脆弱性情報の確認
- インターネットに接続可能な家電に搭載された機能の確認
など
解決結果
- お客様に自宅内Wi-Fi使用範囲をヒアリングしたところ、1室とその周辺との回答をいただいたので、Wi-Fiルータの電波が適切に届いていることを確認できました。
- お客様利用中のインターネット上のサービスを特定し、お客様のおっしゃる活用方法についてマンツーマンレクチャーを実施しました。
- ウイルス対策ソフトと思われる通知が発生した状況、その時の操作手順についてヒアリングし、Google画像検索を使用して、通知に表示された画像の検索を行いました。その結果、ウイルス対策ソフトの正規の表示である可能性が高いと判明したので、その旨をお伝えし、納得いただきました。
- お客様のWi-Fiルータを調査したところ購入状態のまま使用しており、しかも2024年4月頃に重大な脆弱性が報告されている大変危険な機種であることが判明しました。
- ご使用中のWi-Fiルータのモデルの販売時期を調査したところ、販売してから5年以上経過していること判明しましたが、お客様が契約しているプロバイダ様により3年前くらいに設置され、使用していることが判明しました。
- お客様のWi-Fiルータの管理画面にログインしてファームウェアがアップデートされているか確認したところ、自動アップデートの設定がされておらず、古いままでした。2024年4月頃に発表された重大な脆弱性がある、危険な状態であったためアップデートを実施し、安全な状態にしました。
- Wi-Fiのセキュリティ確保のため、「管理画面の初期パスワードの変更」を実施しました。
- 管理画面のパスワードは、ランダムな英数字の文字列8桁に変更しました。(機器の仕様で設定可能な最大の桁数でした)
- お客様自宅内レコーダーが録画予約を遠隔操作できるものではないと分かり、その旨をお客様にお伝えし、納得いただきました。
- お客様使用中のパソコンのセキュリティ点検をした結果、設定が不適切であったため、対策を実施しました。ウイルス対策ソフトの設定を適切に調整して、サポート詐欺、ウイルス感染、不審なウェブサイトに対する耐性を強化しました。OS標準で設定できるセキュリティ設定を導入し、ウイルス感染の耐性を強化しました。ブラウザのセキュリティ設定を強化し、不審なウェブサイトに対する耐性を強化しました。
- お客様使用中のスマートフォンにセキュリティ対策を実施し、サポート詐欺、不審なウェブサイトに対する耐性を強化しました。
お客様の声
「家のWi-Fiルータが危険な状態だと初めて知ったし、まさか使用期限があるなんて知らなかったです。教えてくれてありがとうございます。」「パソコンやスマホの点検とセキュリティ対策をしていただきありがとうございます。大変助かります。」「インターネットやパソコンなどのこと、何を聞いても優しく丁寧に教えていただき、ありがとうございました。」「今後も何かトラブルがあればご相談させてください。」とお言葉をいただきました。
参考情報
総務省の下記ウェブサイトの情報が役立ちました。
「無線LAN(Wi-Fi)の安全な利用(セキュリティ確保)について」
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/wi-fi
メーカー公式のWi-Fiルータ脆弱性情報が役に立ちました。
「一部Wi-Fiルーター商品における複数の脆弱性とその対処方法(JVN#58236836)」
https://www.buffalo.jp/news/detail/20240410-01.html
以上